【本の感想】あぶない地名 災害地名ハンドブック
モジャ美です。
少し前までは落ち着いてるなあって思ってたんですけど
最近、また桜島噴火や、茨城で地震があったりだとかで、
もう一度防災について見直してみようと思っていた今日この頃。
こんな本があったので読んでみました。
- 作者: 小川豊
- 出版社/メーカー: 三一書房
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内容
地名は土地の情報である
地名の由来について研究を重ねてきた
元建設省河川局防災課徳島工事事務所副所長(長っ)
の著者が、調査でわかった代表的な災害地名約八百を
選びまとめた1冊です。
地名がアイウエオ順に表示されており、
言葉の意味の解釈、これまでにその地名の場所で実際に
起こった災害例を載せています。
読み物というより辞書のような形です。
例)カメ
①亀のように盛り上がった小山
②瓶のような地形
③噛メの派生語で浸食地形。
または低地で浸水しやすいところ
/亀有・亀戸・亀山・亀ノ瀬
※亀戸は海抜ゼロメートル地帯
感想
一昨年、広島で発生した豪雨災害は、
予想を大きく超える事態でしたよね。
被害の大きかった地区のひとつ、八木地区の昔の地名が「八木蛇落地悪谷」であったことが災害のあとメディアで報道されていましたが、この地名は漢字を見ただけでも恐ろしいですよね。
そりゃ名前も変えるわ。。
地名には大災害を経験した先人たちの「この場所は危ないぞー!」のメッセージが残されているのかもしれません。
古い地名から新しい地名に変わっている場所も多いので、マイホームを検討していたり、不動産を探している人は、昔の地名を参考にしてから購入したほうがいいと思いました。
(土地の履歴情報を知る方法も載っています)
今住んでいる土地や知っている土地の地名を調べるのは楽しいですね。
勤務場所の地名を調べてみてちょっとびびったけど、、防災のヒントになると思います。
地震や災害、備えについてもう一回見直すいいきっかけになりました。